「点呼!」

避難で大事なことといえば、

「お」「か」「し」「も」 ですが、皆さん覚えていますでしょうか?

 

「お」 押さない

「か」 かけない(走らない)

「し」 しゃべらない

「も」 戻らない

 

 

ですよね。  

 

 

・・・・・ですよね。と言いましたが、

私の学生時代は「お」「か」「し」だけでした。

そのため、「も」については、最近教えてもらい、

そうよね、「も」もあったよね。というフリをしつつ、

ジェネレーションギャップってこうやって感じていくんだなぁ

と、思ったスタッフの平田です。

 

 

今回の避難訓練は、

消火器の場所、避難経路、出火の可能性が高いところの確認と、

先ほどの「おかしも」を念頭に置き、

作業中に火災が起きたと想定した避難訓練を行いました。

 

菓子工房での避難訓練は今回が2回目なので、

消火器や避難経路については、前回のことをみなさん覚えられていた様子で、

「あそこから逃げれる」「消火器はここだよ」等、教えあうことができました。

 

しかし、実は前回の避難訓練ではうまくいかなかったことがあります。

 

 

それは「点呼」のとりかたです。

本来ならば、

「点呼!」

「1!」  「2!」  「3!」

 

と号令をかけるものですが、

声を上げるのが苦手な方もおり、

なかなかスムーズにいきませんでした。

 

 

 

 

そのため、今回は実際の避難訓練を行う前に

利用者様に意見を出してもらい、点呼の取り方を考えていただきました。

 

 

皆様から意見として出たのがこちらになります。

 

  • スタッフが名前を呼び、利用者様が返事をする
  • 1.2.3と点呼を取る
  • 点呼の際に手をあげる
  • 朝礼の際に、利用者様の顔を見て、誰が出勤しているかしっかり確認する

 

以上の意見から、

今回の避難訓練の点呼は、このような形になりました。

  • 朝礼の出欠確認の際に、利用者様の顔を見て出欠確認を取る
  • スタッフが出勤者の名前を呼び、利用者様は手をあげ返事をする

 

 

では、実際に点呼やってみましょう!

 

「〇〇さん!」 「□□さん!」 「△△さん!」「△△さん!」「△△さん!」
「◇◇さん!」「●●さん!」「●●さん!」「■■さん!」

 

点呼がとれないわけではないですが、スムーズにはいきません。

前回は点呼を取る際の声を上げるところに課題があったので、

先ほど話し合った内容だけでは、スムーズな点呼は難しい様子でした。

 

 

 

そのため、点呼の際は周りにいらっしゃる利用者様にも協力していただく形にしました。

  • 3回名前を呼んでも返事がなかった時は、近くにいる方が「●●さん、ここにいます!」とスタッフに伝える

というルールの追加です。

 

点呼をとらずに

「●●さん、ここにいます!」という発声練習を繰り返したのち、

実際に点呼を取ってみました。

 

「〇〇さん!」 「□□さん!」 「△△さん!」「△△さん!」「△△さん!」

「△△さん!ここにいます!!」「◇◇さん!」「●●さん!」「●●さん!」「■■さん!」

 

といった形になりました。

 

では、実際に避難を行ってみました。

前回の避難訓練では、初期消火~点呼~300mほど先の避難場所へ移動し再度点呼で7分ほどかかっています。

 

今回のタイムは・・・・・


5分35秒!

2分近くタイムが縮まりました!

 

避難訓練後、振り返りを行いましたが、

前回よりスムーズに行えてよかったという感想が多かったです。

また、これを継続して続けることも大切という感想もありました!

 

 

どんなに訓練をしていても、災害や火事の際に

絶対混乱なく落ち着いて完璧に行動できるとは言えません。

 

ただ、今回皆さんで話しあい、どのようにすればスムーズに点呼を取れるか決められたことは、

混乱なく避難を行うための一歩だったと思います。

今後の避難訓練でも前回の避難訓練から学んだことを生かしながら、

避難訓練を行っていきましょう!

 

 

 

 

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