エスプリドゥ見学会のご案内~構造化された環境で働く?!


こんにちは!
厳しい暑さが続いていますね!
エスプリドゥの小越です。

この度、関係機関様向けに見学会を開催させて頂く運びとなりました。
今回、当事業所の活動を関係機関の皆様に広くご理解いただくことを目的として
江戸川区の相談支援事業所専門員の方を中心にご案内させて頂きます。

皆様、突然ですが
「就労継続支援B型事業所の支援って何をしているかご存知でしょうか?」
よく分からないと思われる方も多くいらっしゃると思います。



「エスプリドゥの支援」

エスプリドゥでは約50人の
「身体・精神・知的・発達障がい」の方を対象に作業提供をしています。
個々の目標や課題・支援方法は異なります(個別支援)

「一般就労したい」という方もいらっしゃれば
「先ずは社会のルールを学んで働く習慣を身につけたい」という方もいらっしゃいます。
作れるパンの種類や量も人それぞれ異なります。
一人で5つ作成できる人もいれば
1つだけ作成できる方もいらっしゃいます。

このような利用者様のニーズとデマンドから
「私達は何ができるのか?それぞれの方にあったベストな支援方法は何か?」
と日々考えています。


今までの支援
全ての利用者様を対象にパン工房でパン作りの提供をしてきました。
支援は主にスタッフの口頭指導とモデリング(パン作りの見本)でした。
しかし、この方法では様々なことが起きました。


起きたこと

利用者様からは「スタッフがいないと何をしていいか分からない」
「知的障がいの方の声が気になって作業に集中できない」
「人が多くて気疲れする」
このような声があがりました。

私達は
「個々に適した支援を行いたいけど…」
「利用者様の主体性が下がっている、上手くいかないな」
と感じていました。


★解決策

そんなときに「TTAP(ティータップと読みます)」という支援方法を学びました。
これは自閉症スペクトラム障害の障害特性を明確にし、
本人のスキルに合わせた就労支援を展開していくエビデンスに基づいた支援方法です。

私達は
障害に対して利用者様に変化を求めるのではなく、支援者がASDの方に合わせて環境を設定する。
といったことを念頭に「物理的構造化・視覚的構造化支援」を進めてきました。

この方法を実践したことで
今まで以上に利用者様の主体性が高まり
作業の専門性も向上してゆきました。
平成30年9月には自閉症スペクトラム症(ASD)や
構造化支援が必要な方を対象に「お菓子工房エスプリドゥ」
を開設することができました。


今回の見学会では「TTAP」についてもご説明させて頂きます。
こちらのSHIPの事業所ブログにも詳しく書いてあります。
是非一度ご覧になってください。

https://www.swsc-ship.com/regional/876/

 


「見学会にご参加される皆様へ」

今回の見学会では、ささやかなプレゼントもご用意しています。
現在のところ参加してくださる事業所も多く大盛況となりそうです。
また日頃、お世話になっている相談支援事業所様の
ご意見を聞くことで相互理解が深まれば良いと考えています。
支援の絆が更に深まる事を期待しています。

見学会終了後に再度ご報告をさせて頂きます。

お気軽にお問い合わせください。