喜びを感じられる場の提供
梅雨本番になりましたね。
雨に濡れる紫陽花を見て喜びを感じる、
ちょっとロマンティック?!な橋本です。
今回は、女性利用者K様の作業についてご紹介したいと思います。
K様は、エスプリドゥに通所されて5年目。
2018年11月のお菓子工房開設後は、
ワッフルやビスケット作りなど、製菓部門で活躍されていました。
「美味しいわね♪」とお客様からの感想を頂けた際、
K様は職員のそばへ駆け寄り、職員の手を取り喜ばれていました。
集中して丁寧にお菓子作りに取り組まれているK様の作業台は、
調理道具や材料がきちんと整理整頓され清潔に保たれていました。
そんな丁寧できれい好きなK様。
ご家庭でも作業場でも手を洗い始めると、
強迫的に手洗いを行ってしまうという特性があることから
手荒れに悩まされるようになりました。
昨年末より手荒れの進行が進み、衛生面と治癒の観点から
得意とされていたビスケット作りやワッフル作りなど
食品を扱う作業に携われなくなってしまいました。
その後、お菓子の包装袋づくりに挑戦をしましたが、
作業に対するモチベーションは低下し、
集中して作業を進めることが難しいように見受けられました。
そこで、K様の好みや意思を確認し、職員会議でアイデアを出しあい
K様へ作業の提案をさせて頂きました。
「ケーキ作り」です。
K様からもやりたい!と意思を示して頂けました。
ケーキは、ケーキでも・・「おむつケーキ」作りです。
おむつケーキは、出産お祝いなどの贈り物として注文を受け、
エスプリドゥでも数回作成する事がありました。
K様は、おむつの丸め作業から取り組み始めました。
紙おむつを くるくると丸め
さらにラップでくるくるくるくる・・
細くなるように練習しているところです。
K様の強みである「丁寧さ」「正確さ」が活かされています。
このようにパン作り・お菓子作り以外の作業でも
K様のように強みを活かしてお仕事に取り組めるよう
利用者様が喜びを感じられるような場をもっともっと増やしていけたらと思っています
☆彡 おむつケーキ完成時には、ブログにて再度ご報告をさせて頂きます ☆彡