誰もが抱える【不安】への支援(神経症)
「不安…」
それは誰しも感じることがありますよね。
はじめまして、入社して半年の佐々木です。
入社した頃は初めてのパン作り?(作業面)
どんな同僚達?(コミュニケーション)
なんだろう?大丈夫かな?うまくできるかな?
この職場でやって行けるかな?
と、いくつもの「不安」
を抱いていたことを覚えています(笑)
今回はそんな「不安」にまつわる支援のお話です。
4月から担当させて頂いているO様
他の利用者様が
「挨拶を返してくれなかったらどうしよう!」
「作業中に道具を貸してと言われたらどうしよう!」
作業中に大きな音を出している方がいると…
「自分のことを怒っているのではないか?」
という「予期不安」でパニックになり通所ができないことがありました。
※過去のブログでも触れさせて頂いております。
「神経症」「認知行動療法」「森田療法」「日記療法」
「不安階層表」等にご関心のある方は
“パニック障害と向き合う決意をされたO様”①~③を参照ください
→ https://wp.me/pafNfY-63
支援の一つとして、「日記療法」を取り入れています。
内容として…
① その日の行動、作業の内容を感情面には目を向けずに記入する。
② それに対し、自身で2~3行程度「行動の評価」コメントを記入する。
効果として…
①不安があったとしても、行動する事が出来た!と理解できる。
②自分の感情を客観的に振り返ることができ、自身の不安や感情を自分なりに受け止めることに繋がる。
③行動することが出来た!評価のコメントが蓄積するので、自己肯定感を高めることが出来る。
④不安があっても出来るんだ!に繋がる。
そんな取り組みを始め半年以上が経ちますが、
8月は欠勤の連絡も無く、出勤している姿がみられます!
出勤データを確認してみると…
通院日以外での自己都合による欠勤は1度きりでした。
自己都合によるお休みが
7月では10回以上あったことに比べると大きな変化です。
もちろん日記だけが良かったとは限りません。
他には、どうしても辛くなった時には「深呼吸をしてみる」
といったリラックス法も取り入れたり、
面談では、自身で相手に対しできることは何か!?
を確認したりしています。
深呼吸は私も実践しています、
エビデンスに基づいたリラックス方法です。
落ち着くことを意識できるので考え方に余裕が持てています。
※個人的な感想としてですが!!
まずは9月になったら、この実績をご本人様と振り返ってみようと思います。
どんな表情をされるか楽しみです!!