どうしたらいいの!?感染症対応!~ノロウイルスの感染拡大を防止しよう~

みなさま、台風は大丈夫でしたでしょうか?
備えをしっかりしておくこと、危険と感じたら早めに避難をすることが大事と心の底から実感した平田です。

台風上陸前のことになりますが、感染症対応の講習会を行いました!
今回の感染症の内容は ノロウイルス です。
ちょうどこれからの時期から増え始め、1月頃まで流行する感染症になります。

 

 

ノロウイルス ってよく聞くけどなに?
ノロウイルスとは、主に人や食品を介して感染する感染性胃腸炎のウイルスになります。
主な症状は嘔吐、下痢、腹痛で、発熱することもあるそうです。

人からは、「汚物処理の際や、感染者の調理による接触感染」と「処理不十分の汚物が乾燥して舞い上がる飛沫感染」があります。
食品からは、飲み物や食事による感染があります。主にウイルスに汚染された二枚貝を、十分な加熱処理を行わず食べた時に感染します。

「生牡蠣を食べたら、当たってしまった」というのは、よく聞く話ではないでしょうか。
二枚貝などを食べる際は、中心まで85度~90度で90秒以上加熱すると感染力がなくなるので、しっかりと火を通して食べるとよいですね。

 

 

 

しっかり気をつけてたはずなんだけど…..ノロウイルスに感染してしまった!
そんな時はどうしたいいでしょう。
嘔吐物や汚物を処理する際は、接触感染の可能性があるので、しっかりと対策をします!

これがエスプリドゥの準備グッズになります。

 

 

中身は
エプロン、マスク、手袋、帽子、靴カバー、ごみ袋、ピューラックス、計量カップ、ダスター、ペーパータオル、凝固剤、嘔吐処理の手順書です。

 

 

講習会では、この嘔吐処理の手順と、家庭内にあるピューラックスの代用品について説明を行いました。

ノロウイルスはアルコールでは消毒できないため、ピューラックスという次亜塩素酸ナトリウムの消毒液を希釈して使います。

 

 

家にピューラックスなんて置いてないよ という方は、塩素系の キッチンハイター を代用しましょう! ※酸素系は代用できません
ピューラックスも希釈をしますが、キッチンハイターもそのままの使用だと濃度が高いので、

汚物や嘔吐があった場所を消毒する際は、0.1%(水1ℓにキャップ 4杯分)

ドアノブやトイレなどの予防消毒には、0.02%(水1ℓにキャップ 1杯分)

で希釈して使います。
嘔吐物がついてしまった衣類は、嘔吐物を取り除いた後、0.02%の消毒液に10分程漬けてから洗濯するようにしましょう。

 

また、嘔吐があった際は、嘔吐があった場所だけではなく、半径2m~3mの範囲は消毒するようにします。

立ったまま水をこぼしてみるとわかりますが、液体はこぼれた際に思っている以上に遠くまで飛びます。
もし嘔吐物が気づかず残ってしまっていた場合、接触感染や飛沫感染につながってしまいます。

 

講習会では、アルコールでは消毒できない。
キッチンハイターで消毒できることはしっかりと覚えてもらいました。
予防するということが一番ですが、もし感染してしまった場合も落ち着いて対応して感染を広げないようにしていきましょう!

 

 

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