コロネ作成への道
少しずつ痩せてきたのですが、正月太りで元に戻ってしまい今月の健康診断が近く焦っている支援員の山下です。今日は、利用者H様のコロネづくりのお話です。コロネとは、パン生地を円すい形の芯に巻き貝のように巻きつけ、焼き上げたパンです。
ちょっと難易度高めなのですが、該当利用者様H様は「やってみたい!」と話してくださいましたのでお願いしました。
まず、生地を伸ばすため、図①のようなジグを提供し長さを均一にしてもらいます。
図①
長さの均一は問題なくできましたが、だんだん細くしていく必要があるため図①のジグだとわかりづらかったようでした。ただ、芯に巻きつける工程は、1回のモデリングで完璧にできていました。
結果は、思っていた形から少し離れていました。
続いて、ジグを図②のように変更しお願いしました。
図②
生地をジグのようにできれば問題なく行けるはずと思ったのですが、なかなかうまくいきません。図①の時と同じような形になってしまいました。
どうしてできないのだろう・・・と考えましたが、答えが出ません・・・。
そんな中、利用者H様と話しているときにこんな言葉が出てきました。
「お箸のようにすればいいわけ?」と・・・
「あぁ、なるほどぉ!」とおもいました。
私自身では考えつかないことでしたので、「そう、お箸のようにしてみて!」と伝え
図③のジグを作成しました。
図③
図②に、お箸のようにと付け加えただけですが、これで完成形が大幅に改善されました。
また、利用者H様もジグを確認し、意識しながら作成していました。
現在は、店頭に販売できるくらい精度が高くなりました。利用者H様も自信がついたようで「作る数はもっと増やさないの?」と話すようになり、よかったと思いました。