みんなでつなぐパンづくり

エスプリドゥの佐々木です。
今回はパンの外部販売の様子についてお話します。

「きっかけは、もっと多くの方にパンを届けたいという思いから」
当施設では、利用者様が日々取り組んでいるパン作りを通して、
工賃向上につながる取り組みに力を入れています。
その中でも最近特に力を入れているのが、パンの販売先を増やすことです。

これまでも地域の皆様にパンをご購入いただいていましたが、
「もっと多くの方にエスプリドゥのパンを知ってもらいたい」
「利用者様の頑張りを工賃という形で還元したい」という思いから、
新たな販売先の開拓に取り組んできました。

パン作りは、生地をこねたり焼いたりする工程だけではありません。
完成したパンをお客様のもとへ届けることも大切な仕事のひとつです。
販売先が増えることで、利用者様の活躍の場も広がり、より多くの経験につながっています。

 「こんな変化がありました」
新しい販売先で販売するなかで、利用者様の新たな一面を見ることができました。
他者と接することが好きな利用者様の中には、
販売準備のためにパンの容器を運んだり、必要な備品を準備したりと、
自ら積極的に動いてくださる方がいました。

スタッフからお願いされる前に行動される姿や、
「次は何をすればいいですか?」と前向きに声を掛けてくださる様子からは、
販売に関わることへの意欲が感じられました。
 パンを作る工程だけでなく、その先のお客様に届ける準備にも関心を持ち、
自分の役割を見つけて取り組まれる姿はとても印象的でした。
 利用者様それぞれの得意なことや興味のあることが活かされる場面が増えたことは、
私たちスタッフにとっても大きな喜びです。

 

「その先に見えたもの」
今回の取り組みを通して改めて感じたのは、
パン作りは決して一人で完結する仕事ではないということです。
 パンを作る人、袋詰めをする人、販売の準備をする人、商品を運ぶ人、販売を行う人。
 それぞれの役割がつながることで、ひとつの商品がお客様の手元へ届けられます。
「パンを作りたい」という気持ちはもちろん大切ですが、
工賃を得るためには販売も含めて大切な仕事です。

 

 

 

 

どの工程が欠けてもパン作りは成り立ちません‼

私たちは、パンを焼いている人だけがパン職人ではなく、
完成から販売まで関わるすべての人がパン作りの仲間であると考えています。
 利用者様一人ひとりが自分の役割を見つけ、
誰かの力になっていることを実感できる環境をこれからも大切にしていきたいと思います。

「この仕事を、誰かに伝えたくなる理由」

福祉の現場では、一人ひとりの得意なことや好きなことに目を向けながら、
その力を活かせる機会を作ることが大切です。
 今回の取り組みでも、販売準備を通して活躍する利用者様の姿から、
「できることはたくさんある」ということを改めて教えていただきました。

当施設ではパン作りだけでなく、軽作業などさまざまな活動も行っています。
それぞれの障害の特性や希望に合わせながら、
自分らしく取り組める仕事を見つけていただける環境づくりを心掛けています。

利用者様の成長や笑顔に触れられることは、私たちスタッフにとって何よりのやりがいです。
そして、その一歩一歩の積み重ねが、工賃向上や自信につながっていくのだと感じています。

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