パニック障害と向き合う決意をされたO様①「パニック障害とは?」     

今回のブログは障害の理解普及と支援経過のご報告を兼ね
私が担当をさせて頂いている利用者様のケースを紹介させて頂きます。
第1回目は「パニック障害」です。
ここではパニック障害とはどのようなものであるかを紹介します。

パニック障害とは
突然起こる激しい動悸や発汗、頻脈、震え。
息苦しさ、胸部の不快感、めまいといった体の異常と共に、
強い不安や恐怖感を伴う「パニック発作」です。
パニック発作自体は10分から1時間くらいでおさまりますが、
回数を繰り返すうちに、「又発作が起きたらどうしよう」という、
パニック発作に対する恐怖感や不安感が生まれる様になります。
これを「予期不安」といいます。
予期不安は逃げ場のないような場所でのパニック発作
発作を他人や大勢の人に見られることの恥ずかしさと言った不安や恐怖を生み、
大勢の人が集まる場所や、過去に発作を起こした場所を避ける行動を取るようになります。
これを「広場恐怖(外出恐怖)」といいます。

「パニック発作」と「予期不安」、「広場恐怖」はパニック障害の3大症状と言われる特徴的な症状です
この3つの症状は、悪循環となってパニック障害をさらに悪化させるのです。
悪化する事で、人前に出るのを嫌って閉じこもる様にもなり、正常な社会生活が困難になり、
さらに進行が進むと「うつ病」を併発する事もあります。

今回の題目にあげたO様もパニック障害の3大症状である
「パニック発作」「予期不安」「広場恐怖」が顕著に見られます
次回は実際にO様のケース内容をあげ、3大症状により自宅へひきこもってしまった経緯をご紹介します。

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